2014年6月15日

羊屋白玉ワークショップ「豊岡の風土とfoodを巡り、創り観せる四日間」(第4回・発表)

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高校生とつくるリーディング『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』

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[大会パンフレットより]
 初めて高校生の演劇を見たとき、そのクオリティの高さと熱量におどろきました。それもそのはず、高校生は「部活」という機構によって週に何時間もの稽古をしています。その上やつらは台詞をするすると覚え、筋肉痛が一晩で治る肉体まで持っています。
 だけど彼らは世界と切り結ぶための武器をまだ持っていません。彼らの中身はドロドロとしていてまだ形をなさず、彼らの声はすぐに震えてしまいます。それはいまこの世界に人見知りしている声です。怯えたり、照れたり、恥じらったり、憤ったり、拒否したり。「声を出す喜び」それ自体に戸惑っていたり。そんな彼らの声を、お聞かせしたいと思います。
『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』は「時間」を描いた作品です。この戯曲をまだ時間の正体に気がついていない高校生の彼ら、だけど青春の渦中にいる特権的な肉体を持つ彼らとリーディングにしていきます。ご期待ください。 (オノマリコ)

岩松 了 特別講座「演劇にもいろいろありまして」

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[大会パンフレットより]
 広く演劇についてというより、言葉について、という点を中心に、あと、空間が果たす役割のこと、を考えたい。
 言葉にはすでに意味が含まれていますけれど、われわれ人間が、その意味をどんな風に利用しようとしているか、あるいはその意味にどんなふうに操られているのか、そのことを考えるのに、演劇は効果的である、ということ。
 できれば、参加してくださる人たちに、これまでの自分の人生で、記憶に残っている言葉(自分が誰かに向かって吐いたか、誰かに言われたか、などの)を、言ってもらい、その言葉がその場面で、いかなる効果を生んだかを検証し、そこに潜む演劇の芽、みたいなものを考えたい。
 さらに、演劇は空間を遊ぶという面もありますので、人の行いが、言葉と同じように、空間によって、どんな風に意味合いをかえていくものか、そのことにも言及出来ればと思います。
 最終的には、観客として演劇を観る時の様々な視点を、参加者の意見を聞きながら、われわれが演劇に何を求めているのかを探ろう、ということでしょうか。 (岩松 了)

リーディング企画 桂 九雀と13人の劇作家『日めくり半七物語』

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[大会パンフレットより]
 こんにちは。「桂九雀と13人の劇作家」の演出をつとめますごまのはえです。平仮名に埋もれてしまいましたが“ごまのはえ“です。「ごま」が姓、「はえ」が名、「の」はなんだかわかりません。この文章を書いているのは5月の真ん中で、もう13人の劇作家さんから原稿は届いております。なんていうか13人の王様って感じです。その王様たちを13個の水槽に入れて、泳ぐ様子を皆さんと鑑賞するような企画になれば素敵だなぁと、いま思いました。ご来場お待ちしております。 (ごまのはえ)

閉会式

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[大会パンフレットより]
 大会の最後を飾る閉会の式典です。城崎国際アートセンターの大ホールにて行われます。豊岡市長による大会全体の総評、ご感想を述べていただくとともに、市長賞の発表などを行います。更には、「こうのとり短編戯曲賞」の総評及び受賞者の表彰式、根岸李衣さんによる受賞作品の朗読発表もここで行われます。加えて、「城崎殺人事件」の犯人とその動機についてもここで明らかになります。約1時間30分を予定しおりますが、大会の締めくくりに相応しい充実した式典内容になっております。お時間がある方は、是非閉会式にご参加ください。 (中津留章仁)

15日の他の企画

**写真は12/13/14日のページ
対決!「劇作の鉄人」(最終回)
俳優向け戯曲講座「戯曲はこう読め!」(横内謙介)
平田オリザ「戯曲セミナー」(発表)
演劇ユニットてがみ座『乱歩の恋文 −芝居小屋バージョン-』
ろりえ『俺たちの劇 inspired by 屋根裏』(上演)

JPAC (Japan Playwrights Association CONGRESS) 2014 in Toyooka